私は今まで、音読(おんどく)という言葉を気にしたことがなかったような・・。
小学生が文章を読むことって、大切な課題なんですね。
教科書を読む、文章問題を読む、歌う(歌詞を読む)、
説明書を読む、絵本を読む、掲示板を読む、
ただ文字や文章を読むだけでなく、読んだ言葉を理解し、意味を考える。
文字を読むって、生きていく上でとっても大切なことですよね。
が・・音読ができない、音読が苦手な人はたくさんいます。
・・うちの子も、とっても苦手です。
療育の先生に何度も相談し、音読ができるように試した方法を紹介しようと思います。
音読のサポート方法
音読ができない子に、無理に音読の練習をさせるのは酷と思いますが、練習をすれば音読ができるのであれば、なんとか練習させたいですよね。
音読の練習をするためのグッツやサポート方法をまとめてみました。
文字を指でなぞりながら読む
これは大人でも、小さく文字数が多い本を読むときにすることがありますよね。
指で文字をなぞると、視覚的に文字が読みやすくなります。
音読に慣れるまでは、大人が指でなぞってあげるのがよいでしょう。指でなぞりながら一緒に読んでみるのも良いですね。
1行ずつ交代しながら読む
交代で読むことで、聞く力も補えます。また、読む量が少し減るので、負担が減ります。
おうちの人と楽しみながら音読に取り組める方法です。
カラーバールーペを使う
カラーのラインで行の読み取りがしやすくなり、文字の大きさも少し大きくなります。
我が家が購入したのは、ORIONSのカラーバールーペ。
アマゾンで購入しました。
「文字の大きさが2倍」と書かれていますが、2倍はないかなーと思います。
でも少しは大きくなるし、カラーのラインで文字を読みやすいようです。
カラーバーの色はピンク・ブルー・グリーン・オレンジがあります。
人によって見えやすさが違ったりするのかもしれません。
我が家は息子の好みで、ピンクとグリーンを購入しました。
100均一のダイソーに、グリーンのカラーバールーペがあるそうですが、私が探した時は売っていませんでした。
拡大教科書を使う
拡大教科書ってご存知ですか!?
わたしはつい最近、療育の先生から教えてもらって知りました。
みんなが使う教科書より見た目が大きく、文字も大きく配置されています。
教科によっては、内容は少し削られていることもあります。
教科書無償給付の条件には、視覚障害や弱視など条件があるようです。
拡大教科書を使用する場合は、個人で購入するのではなく、在籍する学校から発注することになります。拡大教科書は発注者数に応じて印刷するそうなので、希望する場合は早めに学校に相談をしたほうが良いかと思います。
教科書を拡大コピーする
我が家は拡大教科書の無償給付対象外だったので、今のところ拡大教科書は手に入っていません。
担任の先生が、学校で使っている教科書の拡大コピーをしてくれました。
教科書はB5サイズ、拡大コピーはA3サイズで2つに折るとA4サイズです。
B5からA4サイズへの拡大なので、そこまで文字は大きくなっていないと思うのですが、
その後はカラーバールーペを使わなくなったので、読みやすくなったようです。
それ以外では、本人の宿題や課題プリントは大きめにプリントしてもらうなど、色々工夫をしてもらっています。小さな文字を書くのも苦手なので、とても助かっています。
学校でコピーをしてもらうと、再生紙(わら半紙)になるので、目にも優しそう。
教科書は真っ白い紙ではないですが、視覚過敏があって白い教科書が見えにくい場合にも良いかと思います。
教科書読み上げタッチペンを使う
ペンでタッチすると教科書を読み上げてくれるというもの。
療育の先生に教えていただいたもので、まだ実物を見たことはないんですが。
専用の教科書とタッチペンで、教科書を読み上げてくれるというもの。
専用の教科書といっても、見た目は通常の教科書とほぼ同じだそうです。
いよいよ必要だと思った時は、我が家も買おうと思っていますが、これは無償給付対象外なので、実費で購入する必要があります。
音声付き教科書について詳しくはこちら
音読ができなくても
自分で文字を読んで理解することができなくても、他の人に読んでもらえれば理解できる場合は、その能力を伸ばすのも良いと思います、わたしは。
(それぞれ考え方があると思うので、これが正しいかはわかりませんが)
今では、自動的に文字を読み上げてくれるタッチペンやアプリなどがたくさんあります。
今後もっともっと便利なアイテムが増えてくると思います。
我が家も子供が大きくなる頃には、もっと便利な世の中になることを願います。
息子が通う小学校では、読書活動を推進しています。(どこの小学校でもそうなのかな)
学校では朝の学活前に読書タイム、絵本や本を読むという宿題が出たりします。
正直、これは、文字を読むのが苦手な子には辛い・・。
学校の読書タイムでは絵がメインの絵本を読み、家では親が読んで読み聞かせをしています。
担任の先生に言えば、減らしてもらえるとは思うのですが、お話を聞くのは嫌いではないので、今はこの方法でなんとかやっています。